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平成24年度活動報告

平成24年度のNPO 法人名古屋市腎友会の活動トピックスをご紹介します。

■第10 回NPO 法人名古屋市腎友会記念総会が行われました
平成24 年4 月1 日(日)午前10 時から、中外東京海上ビル8 階 中外製薬(株)会議室でNPO 法人名古屋市腎友会第10 回記念総会が行われました。出席者は約80 名でした。
来賓者は、西山麻由美名古屋健康福祉局障害福祉部長、吉田篤博名古屋市立大学病院教授、近藤昭一衆議院議員など計16 名が出席しました。第一部での総会の審議事項は無事終了し、第二部では、講演が2つあり、一番目は、医療法人偕行会グループ会長の川原弘久先生が「今後の医療と透析の行方」をテーマに透析技術の進歩に対する医療機関の問題、合併症に対する話、透析の通院(送迎)の問題などを話されました。二番目の名港共立クリニック透析技術部長の田岡正宏先生の講演では、「最新の透析機器(全自動)およびダイアライザーについて」のテーマで、透析機器の全自動化の目的は、人による事故を減らし安全性を高めるためのものであると説明されたました。両講演とも、透析患者には、大変勉強になるものでありました。

■ CKD 対策講演会in 昭和区が行われました
平成24 年4 月8 日(日)午後1時30 分から名古屋市昭和区役所講堂でCKD 対策講演会in 昭和区が行われました。出席者は約60 名程でした。
第1 部の講演は、松尾清一先生 名古屋大学医学部附属病院 院長による「腎臓病と言われたら 早期発見 予防と治療まで」をテーマに行われました。講演の内容は、 (1)CKD とは、慢性腎臓病の事である (2)腎臓の役割 (3)腎臓が悪くなるとどうなるのか? (4)腎臓病の原因(糖尿病、慢性腎炎etc) (5)腎臓病の進行をいかに防ぐか (6)もし腎不全になったらどんな治療法があるのか(血液透析、CAPD、腎臓移植) などの内容であった。講演はわかりやすく、アンケート結果でもとても評判がよいものでした。
第2 部の講演は、名古屋大学医学部附属病院 栄養管理部 副部長 鈴木富夫先生による「腎臓にやさしい食事」というテーマで栄養指導が行わました。講演の内容は@減塩についてAタンパク質についてなどでした。特に減塩について具体的な例を数多く出して行われた講演は参加者には、とても勉強になったようです。座長の偕行会城西病院院長の勢納先生の進行もスムーズで心地よい講演になりました。
体験談では、透析患者さんの体験談は、腎臓病の患者にとっては貴重なものだったようです。


■議員懇談会を行いました
(1)障害者医療助成を堅持する。(2)透析難民をなくす為の療養施設の確保を目的とした議員懇談会を行いました。
6月26日(火) ◎公明党愛知県議団懇談会
7月 3日(火) ◎民主党愛知県議団懇談会

■ CKD 対策講演会in 中村区が行われました
平成24 年9月30 日(日)午後1時00 分から、台風17号の強風、豪雨の中、NPO 法人名古屋市腎友会主催、愛腎協後援の基、CKD 対策講演が名古屋市中村区の区役所講堂において約80 名の参加で行われました。講師に名古屋大学大学院准教授 安田宜成先生、名古屋大学医学部附属病院 栄
養管理部 副部長 鈴木富夫先生を迎え、座長に城西病院院長勢納八郎先生、また来賓に金田誠一中村保健所所長、小林陽一郎名古屋第一日赤病院院長、川原弘久偕行会グループ会長を迎えて行われました。
講演の第一部は 「新しい国民病CKD(慢性腎臓病)腎臓を元気に保つ生活と食事」のタイトルで、講演内容は、(1)腎臓の働き (2)透析患者が増えている原因 (3)CKD(慢性腎臓病)とは (4)あなたの腎臓大丈夫 (5)腎臓を元気に保つためのこつ (6)かかりつけ医師と専門医の診断連携など、素人にも分かりやすい表現を使っての講演が行われました。
第二部の講演は、鈴木富夫先生(名古屋大学医学部付属病院 栄養管理部 副部長)による、塩分及びたんぱく質の摂取を中心とした講演が行われました。鈴木先生の講演は、具体例が多くとてもわかりやすいものでした。 講演後のアンケート調査の結果でも、両先生の講演の評判はとても良いものでした。また、座長の勢納先生のやさしいアプローチも よかったです。また参加したいとの声も多々ありました。


■第8 回市民公開講座が行われました
平成24 年11 月11 日(日)午後1時00 分から、雨天の中、CKD(慢性腎臓病)対策講演会の一環のとして、中区の中外東京海上ビル8階 中外製薬株式会社の会議室で、NPO法人名古屋市腎友会主催、愛腎協後援の基「第8回市民公開講座」が参加者が約80 名で行われました。
講師に名古屋市立大学病院教授の吉田篤博先生、愛知県薬剤師会理事の西川弘嗣先生を迎え、座長に偕行会セントラルクリニック院長の春日弘毅先生が務められ講演会が進められました。また来賓に名古屋市健康福祉局参事 松原史朗氏、名古屋市中保健所 明石都美所長、名城病院腎臓内科医師 赤澤貴洋先生、愛腎協会長 片山勝之氏を迎えて行われました。
第1部の講演は、吉田先生による、「あなたの腎臓、大丈夫?新しい慢性腎臓病(CKD)の重症度分類」のタイトルで、 「 5枚の色紙」を使ったクイズ形式の講演は、今までにないもので参加者の評判は大変よいものでした。
第二部の講演は、西川弘嗣先生による、腎臓病・糖尿病患者にとっての市販薬、健康食品、 サプリメントなどの影響を例をとってとてもわかりやすく説明されました。参加者の皆さんには、たいへん勉強になったみたいでした。講演後のアンケート調査の結果でも、両先生の講演の評判はとても良いものでした。また、質問コーナーでは、座長の春日先生のやさしいアプローチにより参加者の方々も質問しやすくなりました。また参加したいとの声も多々ありました。


■名古屋市健康福祉局への陳情活動
11 月15 日(木)午前9 時30 分から、名古屋市役所本庁舎2 階 会議室で名古屋市健康福祉局とNPO 法人名古屋市腎友会・愛腎協との陳情が行われました。
陳情署名数 933 枚 4011 名
陳情項目と行政側の回答

  1. 「腎不全患者の医療費助成」の堅持するについて
    回答→厳しい経済状況であるが、25 年度も医療費助成は継続していく。
  2. 「重度障害者タクシー助成制度」の改正について
    タクシーチケット36 枚増額(申請者のみ)の156 枚(片道分)を要望した。
    回答→ 120 枚の現状維持
  3. 「透析患者が特養施設に入所できるように」について
    回答→送迎、食事制限の問題があって入所が困難な状態である。
    現存の制度の見直し、優先入所の見直し及び医療依存度の調査をしている。
    医療機関との整備方針を考えないといけない。
来年も陳情活動は継続していきます。皆様もご協力下さい。